よくわかる
沖縄のお墓
作り方・選び方

11.お墓の納骨式

 既に納めるべきお骨がございましたら、納骨式を行います。
 お骨が無ければ完成祝いをして、お墓の中に工事で使用した道具やサンなどを入れておきます。これは、あの世の役人に「お墓はまだ完成していませんよ」と知らせる意味がございます。

 納骨式の場合も、お坊さんまたは霊能士の方の指示に従い進めて行きます。
 納骨式で必要な主なお供え物は、重箱・白餅・和菓子・果物・生花・お酒・お茶・線香・ウチカビなどです。
 納骨式にお招きする方々は、特に決まりはございません。ご家族だけで行う方もおれば、知人・友人まで招く方もいらっしゃいます。何よりも、供養する気持ちが大事です。

 お子様を参列させるかどうかについては、いろいろ意見があるかと思います。沖縄の法事を覚え、祖先崇拝とはどのような意味があるのかを知ってもらう意味で、私はできるだけ参加をお薦めしております。
将来的には、彼らが継承者となり、お墓を守って行くのですからね。

 お墓の祝いや納骨式に招かれた場合、包みは祝い用?法事用?と良く聞かれます。一般的には、新仏の納骨式でなければ祝い用が多く使われます。